英詞

Dynamite (BTS)の歌詞をリズム良く歌うために真面目に解説してみた【カタカナ歌詞つき】

Dynamite (BTS)

BTSのことは筆者は良く知りませんが,Dynamiteという曲は流石に知っています.

なかなかカッコ良いリズムとメロディで,頭に残りやすい曲だと思います.

そうなると誰もが「歌えるようになりたい」と思うはずです.

私は音痴なので歌えませんが,とにかく英詞はリズムに乗るのが難しいですよね.

母音が多い日本語話者にとって英詞はかなり苦手な人も多いはずです.

そこで,この記事では少しでも歌えるようになるために,Dynamiteのリズムの取り方を解説します.

ちなみに,音楽系の記事は初投稿な気がしますが,ほとんど自己満な記事なので参考程度に.

解説する歌詞

'Cos ah ah I’m in the stars tonight
So watch me bring the fire and set the night alight

Shoes on get up in the morn Cup of milk let’s rock and roll
King Kong kick the drum rolling on like a rolling stone
Sing song when I’m walking home
Jump up to the top LeBron
Ding dong call me on my phone
Ice tea and a game of ping pong

This is getting heavy
Can you hear the bass boom, I’m ready
Life is sweet as honey
Yeah this beat cha ching like money
Disco overload I’m into that I’m good to go
I’m diamond you know I glow up
Hey, so let’s go

とりあえずここまでです.

何に気をつけるか

ずばり

  1. 拍頭や表拍
  2. リンキング
  3. [t]の音
  4. 単語終わりの子音(リダクション・脱音)

です.

拍頭はその言葉の通り,どの単語が拍頭(小節の1拍目)に来るかです.

あとは表拍がどの単語になるのかも大事です.

 

リンキングは,単語と単語の繋がりです.

例えば,「get up」はカタカナ英語だと「ゲットアップ」ですが,単語同士がつながると「ゲラップ」のようになります.

 

[t]の音にも気をつけろと言っていますが,これは「get up」にも言えることで,[t]の音はよくはじき音と呼ばれる[r]や[d]の音に近い音になります.

なので,「get up」が「ゲタップ」ではなく「ゲラップ」のような音によく聞こえますよね.

 

最後に,単語終わりの子音ですが,例えば「Sing Song」はカタカナ英語では「シング ソング」になりますね.

ですが実際聞いてみると「シン ソン」のように聞こえると思います.

この歌では「get up」は「ゲッアップ」のようにも聞こえますね.

これはリダクション(脱音)と呼ばれる現象です.

英語では,最後の子音は結構飲み込まれがちで,日本語のように強く発音しません

全く聞こえないわけでもないのですが,意識しすぎないことが大事だと思います.

まあ,細かいこと長々話してもあれなので,わかりやすい歌詞を見せますね.

意識する部分を強調した歌詞

'Cos ah ah I’m in the stars tonight
【コz- ア アイ[m]  イン ダ スター[z] トゥナイ[t]

So watch me bring the fire and set the night alight
【ソゥ-ウォッチ-ミィ ブリン[g] ダ ファイr-エン[d] セッ[t] ダ-ナイ[t] アライ[t]
※fire-endは2単語だけどfirendのようにリンキングされる

_ Shoes on get up in the morn' Cup of milk let’s rock and roll
_ シューz-オン ゲタピnダモーn カパ[v]-ミル[k] レッツ ロッケンロール】
※Shoes onはシューゾーンみたいな感じ.get up in the morn'は難関ポイントだけどカタカナ歌詞通りに歌ってみるといける
※milkが拍頭でkはほとんど発音しないでlet'sに行く
※milkの[i]は「イ」と「エ」の間の音っぽく,[l]の発音は「ウ」に近い??
※andの[d]はもう無いに等しい

_ King Kong kick the drum rolling on like a rolling stone
_ キン[g]-コン[g] キッ[k]-ダ-ドゥラーm ローリノン-ライカ ローリンg ストーn】
※kickの[i]はmilk同様
※King Kongはもはや「キンコーン」ですね

_ Sing song when I’m walking home, Jump up to the top LeBron
_ シン[g]-ソン[g] ウェナィ[m]-ワッケノー[m], ジャンパッ[p] トゥ-ダ-タッ[p] リbローn】
※Sing Song はKing Kongと同じ
※when I'm waking homeは難関ポイント.文中の[h]から始まる単語は,よく[h]が脱落するので,homeの[h]は脱落.
※Jump upは繋げて,2音節目に表拍

_ Ding dong call me on my phone, Ice tea and a game of ping pong
_ ディン[g]-ドン[g] コー[ll]-ミィ-オn マ[y] フォn, -アイスティ エナ-ゲィマ[v] ピンポン
※onがアクセントで表拍になるように
※myの「y」はほとんど脱落していて「マ」に聞こえる
※phoneとIceは少しリンキングしていて,Iceは「ナイス」にも聞こえる
※ofってカタカナで「オヴ」ってよく書かれるけど「アヴ」にも近い

This is getting heavy, Can you hear the bass boom, I’m ready
ディスィz ゲディン[g] ヘヴィ, ケnユー-ヒア-ダ-ベィs ブーm-アイm-レディ
※表拍アクセントが多くなるフレーズへ移行するので,どこをリンキングさせて一つの塊にするかを気をつける
※gettingの[tt]は,[r]や[d]っぽいはじき音になる
※後半は,Can you hear the bass / boom, I'm readyという区切りで
※Can you hear the bassの部分は一息でいかないとハマらないですね

Life is sweet as honey, Yeah this beat cha ching like money
ライフィz スィーダz ハニィ, イェ ディs-ビー[t]-チャチン[g] ライ[k] マニィ
※さっきと同じで,どこをリンキングするかが大事
※beatとcha chingは強めのリンキング.もはや「ビーチャチン」

Disco overload I’m into that I’m good to go
ディス/コゥ オゥヴァロード アイm イントゥ-ダット アイm グッダゴゥ】
※ここでは1単語のDiscoが1音節で1拍使う
※thatは「ダット」て書いてるけど本当は[th]の有声音ですからね
※toは発音記号的には「トゥ[toː]」だけど,よく「タ[tə]」になる
※さらに[t]が脱落して,good to goはリンキングすると「グッダゴゥ [gʊdəgoʊ]」

I’m diamond you know I glow up
【アイm ダーイモン[d] ユ ノゥ アィ グロゥ-アー[p]
※diamondは「ダイアモンド」だけど「ア [ə]」はよく脱落して「ダイモンド」によくなる

_ Hey, so let’s go
_ ヘィ (ソゥ)-レッツ-ゴゥ
※soがめちゃくちゃ主張控えめで,let'sの装飾音のようにも聞こえる
※ちなみにlet'sは8分音符裏拍

注意点

_は気をつけたい表拍です(ワンフレーズの中での頭など).

ゆっくり手拍子しながら_が拍頭に来るように口ずさんでみてください.

- で単語同士が繋がっているところは息が止まらないようにリンキングしましょう.

文字が小くなって[]で囲まれている子音は,リダクション(脱音)ですので,あまり発音することを意識しません.

ちなみに「the」の発音はカタカナ英語で表せないですが,個人的には「ザ」より「ダ」の方が近いと思っているのでわざと後者で書いています.

おわりに

思ったより疲れました.

全部やるとさらに疲れちゃうので冒頭部分だけですが,後半も同じ容量で気をつけるべきところはほとんど同じなので,冒頭が歌えれば後半もかなり歌いやすくなると思います.

もし間違ってる部分があったらごめんなさい.

これを機に英語の発音とか勉強してみると英詞の歌をもっと歌えるようになると思います.

AtsuさんのDistinctionシリーズはおすすめです.

リダクションとかリンキングとか細かく載っているので参考にしてみてください〜.


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