【ラズパイ4】Ubuntu 20.04 LTSのディスプレイ不具合を解決する【4K】
はじめに
先日ラズパイ4を購入し,Ubuntu Server 20.04 LTSをOSとしてインストールしました.
そしてデスクトップはUbuntu Desktopを入れ,ラズパイをUbuntuデスクトップマシンとしました.
しかしいくつか問題があり,その一つがディスプレイ関連の不調でした.
解像度が変更できない
なぜか,LG 4Kモニタを使用しているのに,1920×1280しか選択できず,さらには画面比率も3:2.
そして「不明なディスプレイ」.
xrandrでどうにかしようにも,「failed to get size of gamma for output」というエラーでどうにもできない.
半ば諦めかけていましたが,もしかしたらUbuntu Server 20.04側の問題なのでは,と思い始め英語でググることにしました.
同じ悩みを抱える人を発見
Ubuntu 20.04 HDMI display driver problem - Raspberry Pi Forums
仕組みはよく分かりませんが,回答者は
That loads the "fake" KMS framebuffer which is considerably better for desktop usage.
(これはデスクトップを使う上ですげー便利な"偽の"KMSフレームバッファぞ.)
とのこと.
てことでやってみます.
1 | $ sudo vim /boot/firmware/syscfg.txt |
で以下を追記.
1 | dtoverlay=vc4-fkms-v3d |
そして再起動すると.
無事ディスプレイを認識
モニタもしっかり「LG」と認識されています!
30Hzではあるものの,ラズパイで4K出力が無事実現できました!!!
Ubuntu MATEの場合...
Ubuntu MATEも一応これで3840×2160が選択できるようになりますが,スケーリング方法はUbuntu Desktopとは設定の仕方が違う様子.
アプリケーションから,MATE Tweekを起動します.
HiDPIから「HiDPI」を選択すれば,いい感じにスケーリングされます.
いい感じ.
おわりに
今回はUbuntu 20.04 LTSでのディスプレイ周りの不具合を解決しました!
ラズパイ4だからなのか,Ubuntu Server 20.04側の問題なのかちょっと分かりませんが,同じ境遇の人の助けになれば幸いです.
UbuntuとUbuntu MATE使ってみてるけど,ラズパイにはやっぱりMATEの方が快適かも.
ただデスクトップマシンとしてはUbuntuの方が機能は充実してるから,好きな方で良いとは思う.
ちなみに使ってるモニターはこれ,安くてお勧め.
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